No.022◎2015年冬号
牧場で搾った生乳を運ぶ、通称ミルクローリー。
温度管理に優れたステンレスの二重構造。
クーラーステーションという施設で
牛乳の安全検査を経て、全国へ出荷されます。
ミルクローリーも、休みのない酪農家と
同じシフトで働きます。
No.021◎2015年冬号
昭和時代、豊作のキャベツの価格が暴落。
農家は出荷をあきらめて畑に放置した。
冬を越え、そのキャベツを見ると青々としていた。
しかも食べてみると甘みが増していた。
それがここ和寒町のブランド「越冬キャベツ」のはじまりなのだ。
No.020◎2014年米号
粘りもやわらかさも長持ちする「きたゆきもち」。
きめ細やかでコシがあるもちになるのが「風の子もち」。
赤飯や和菓子にピッタリで家でも炊ける「はくちょうもち」。
硬化性が高く切り餅やあられなどに適した「きたふくもち」。
あなたも普段から、北海道のもち米を食べているかもしれません。
No.019◎2014年米号
北海道では「吟風」と「彗星」という酒米を生産しています。
「米も水も北海道のもので作りたい」という願いが、
寒い北海道でも育つ品種開発の原動力になりました。
道内酒造メーカーすべてが道産酒米を使っており、使用率も50%を越えていて、
全国規模の日本酒のコンテストでも上位入賞する実力です。
No.018◎2014年秋号・米号
私たちが食べているお米。
「種籾」という殻がついたままの
お米を育てると、水田に植える苗に成長します。
芽を出すために必要な籾やぬかなどを取ったものが精米。
ぬかが付いたものが玄米です。
No.017◎2014年夏号
足寄町、螺湾(らわん)という場所にしか自生していないラワンブキ。
近年、地元では、計画的に生産しています。
直径10cmもの茎を煮物などにしていただきます。
No.016◎2014年夏号
朝に収穫する物が多い野菜の中で、ほうれん草は夕方に収穫。
太陽を浴びてたっぷり蓄えた養分を、夜の間に呼吸で使ってしまうのです。
食卓に並ぶほうれん草も、夕日を浴びてからやってきています。
No.015◎2014年夏号
夕張でつくるメロンがすべて「夕張メロン」になるわけではありません。
使う種子も、生産農家も、限られる。
夕張メロン専門の技術員を派遣するほどの徹底ぶり。
いくつもの品質検査をクリアしたメロンだけが名乗れるブランドなのです。
No.014◎2014年春号
原産地ヨーロッパでは、紀元前から食べられていたアスパラも、日本では100年足らず。
岩内町の農学博士 下田喜久三が寒冷地に適した品種開発に成功。
北海道はアスパラの一大産地となりました。
No.013◎2014年春号
生育に5、6年もかかるゆりね。
同じ畑で連作できないので、秋に掘り起こし、春に畑を変えて植えます。
手間と年月をかける高級食材。
なんとも言えない甘みがあります。
No.012◎2013年冬号
北海道の長いもの収穫は、紅葉も終わるころ、冬の入口です。
吐く息が白いなんてもんじゃありません。
そこで登場したのが、このタイヤの付いたビニールハウス。
お座敷のように寒さをしのいで収穫可能!
徐々に進化してきた知恵の結晶です。
No.011◎2013年冬号
ふつうのキャベツの
通常よりも、10倍以上も
大きなキャベツも。
よっこいしょと買って帰って、だいたいみんな、ニシン漬けなどの漬け物にします。
肉厚で柔らかく、甘みもしっかり。
北海道の初冬の風物詩です。
No.010◎2013年秋号
まだまだ試験栽培のものもありますが、
にんじんに限らず、わたしたちはいつだって、
北海道の気候風土や時代のニーズにあった
野菜づくりに努めています。
子どもが描くにんじんも、オレンジだけじゃなく
将来はムラサキや黄色になるかもしれませんね。
No.009◎2013年秋号
すべての社会問題はじゃがいもが解決する!?
北海道野菜の代名詞、じゃがいもを
楽しく、真面目に、より深く研究するwebサイト
「じゃがい問題研究所」が誕生。
きっとあなたは、じゃがいもの力を見直すでしょう。
No.008◎2013年秋号
わたしたちが普段食べているのは、
玉ねぎの葉の部分です。
正確には「葉鞘(ようしょう)」と呼ばれる貯蔵葉。
重なりあって厚みを増しています。
あ、玉ねぎ生産量の日本一は、
もちろん北海道。
シェアは約半分※を占めています。
※53.9%(農林水産省 平成23年産野菜生産出荷統計)
No.007◎2013年夏号
北海道旅行の際、お土産スイーツなどで聞いたことがある人も多いのでは?
地域によってはハスカップ狩りも楽しめますが、収穫時期は6月~7月と短く、幻の果実として知られます。
また、アントシアニンも豊富で、「不老長寿の妙薬」とアイヌの人たちから珍重されました。
No.006◎2013年夏号
札幌の夏の風物詩、とうきびワゴン。
やっぱり甘さ、旨さともに格別です。
茹でとうきび、焼きとうきび、食べ方が2種類あるのも北海道らしいですね。
短い夏を謳歌しようと、大通公園にはたくさんの人でにぎわいます。
No.005◎2013年夏号
一本ずつたどると、いつもわたしたちが食べている、黄色い実、一粒一粒にたどりつきます。
ひげは「花柱」といって、めしべの伸びたもの。
受粉するとそこから実(種)がつくのです。
へえ~。お友達に自慢してみましょう。
No.004◎2013年春号
グリーンアスパラだけじゃない。
養分をじっくり蓄えるホワイトアスパラは、凝縮されたおいしさが自慢です。
ポリフェノール色素「アントシアニン」を含むムラサキアスパラは甘み豊かで北海道でも希少です。
No.003◎2013年春号
明治の開拓時代からつづくチーズづくりは北海道の”伝統産業”。
雪深い山間部や海岸沿いの牧場にある工房など、
土地土地で育った牛のミルクがさまざまな個性のチーズになります。
No.002◎2013年春号
Mサイズから、極太の3Lまで。一般的に、太くて大きいものが旨みが濃いとされます。
大地を割るように、ぐんぐん、にょきにょき。上へ上へと成長する立ち型野菜の代表選手です。
収穫後も自らの栄養分で成長しようとするため、おいしいうちに、できるだけ早くめしあがれ。
No.001◎2013年春号
イネ科、マメ科などの牧草からなる牧草ロールには、乾燥させてそのまま牛のエサになるものと、
黒や白のビニールで覆って発酵させるものがあります。
かつてはサイロが発酵の役目でした。
冷涼な空気が育てる夏から秋の風物詩、牧草ロールが高品質の生乳の源となるのです。